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【CxOキャリア】原田 佑介氏のキャリアストーリー

CxO MAGAZINE編集部
2024/12/06 9:56:00

CxOキャリアストーリー002

10年のCOOキャリア原体験からCEOになり選択した経営者の健康の課題解決

CxO キャリアサマリー

原田 佑介
PEAK WELL株式会社 代表取締役

  • 2008年:大学卒業後経営コンサル会社、ベンチャー・リンク入社。
  • 2011年:ディー・エヌ・エー(DeNA)に入社。ソーシャルゲーム開発のコンサルティングを担当し、ビッグデータ分析や開発支援で複数のヒット作を創出。マネージャーも務める。
  • 2014年4月:ZUU参画。事業推進や組織構築、採用を担当。
  • 2015年8月:取締役COOに就任。経営や事業管掌を担当。
  • 2019年6月:取締役に就任。経営や事業管掌を担当。
  • 2024年:ZUU社を退職。PEAK WELLを設立、CEO就任。

COOというキャリアを選んだきっかけや背景は?

右向き_原田佑介さん

原田氏:。大学卒業後、経営コンサルティング会社のベンチャー・リンクで経営の基礎を学びました。 その後DeNAではソーシャルゲーム事業に渡り、データ分析やゲーム開発のコンサルティング支援に携わりました。この経験から会社の基盤を支えながら事業を成長させることにやりがいを感じていました。
また、私の父が経営者だったこともあり、起業することに自然と惹かれていた部分もありましたが、2014年にZUUへ参画した際に出会った冨田和成さんの存在が、会社の経営や事業管掌としてのCOOを真剣に志す大きな転機となりました。

---なるほど、やはり冨田さん(CEO)の存在が大きかったんですね。

原田氏: はい、そうですね。冨田さんの強いビジョンに共感し、そのビジョンを実現するために「何でも拾う女房役」として全力で支えることを決めました。就任してからは、経営や事業の全体を管掌、それ以前よりも大きなステージに立って責任を背負うようになりました。

サラリーマンの経験はどのように活かされたか?

原田氏: サラリーマン時代の経験が非常に役立っているのは、組織内外での調整力とコミュニケーション能力です。 特に部門間の調整や対外的な交渉、上司や部下との関わりにおいて、どのようにバランスを取り物事を進めていくかは、急成長する事業に組織を追いつかせるための辻褄合わせをするうえで、役立ったと思います。

COOにはどんなスキルやマインドが必要?

左向き_原田佑介さん

原田氏: COOにとって最も大切なのは、CEOのビジョンを深く理解し自分ごと化して、それを具体的な戦術に落とし込み、確実に実行する力です。
また、COOには「何でも拾う覚悟」が必要だと感じています。ZUUもそうでしたがベンチャー企業が成長するかどうかは、CEOの能力や強みをフルで発揮できるかどうか次第だと思います。なのでそれ以外の面倒なことは全てやる。雑用のように聴こえそうですが、実際パーパスの実現に必要な未来への打ち手以外のことは、会社経営においては全て雑用だと思って巻き取ってやる。そういう気概でやっていたと思います。
あとは組織拡大をする中で、CEOとメンバーの視点視座の乖離がどんどん大きくなります。そのGAPを認識しつつ、組織のメンバーの心に寄り添う力が両立していく必要がある。調整力というのがそれに当たりますね。

COOとして、課題をどう乗り越えたか?

原田氏: 大きな課題は、組織の急成長や経験豊富な経営メンバーが後からジョインする中で、自分の役割や立ち位置をどのように見直すか、その時々での経営や組織に対して価値を発揮し続けるかでした。全て引き受ける、という覚悟が役割の考え方の固執を招き、自分自身が苦しんだこともあったと思います。
あとは経営トップの変化する意思決定に従いながら、自分自身の軸も徐々に変遷する中で、折り合いをつけて落とし込んでいく部分も難しかったです。10年在籍していたので、当然考え方も変化していきますので。

--- どうやってその課題を埋めていったのでしょうか?

原田氏: どちらもCEOとの徹底した対話ですね。前者はCEOの俯瞰的な目線に随分助けられたと思います。
後者は意見の相違が出た時にも、信頼関係を維持するために対話の場を意識的に持つように努めました。小さい溝は時間がたつとどんどん大きくなる。問題が大きくなる前に埋めることを心掛けていました。自己完結は結果的に問題解決にならないので、対話は本当に大事だと思います。

IPOを実現したの気持ちや、心境の変化は?

IPO_原田さん--- サラリーマン時代の経験として、上場というひとつのCxOとしてのキャリアでは皆の目標ともなることを実現しましたが、それを実現した瞬間どんな気持ちになりましたか?また上場後に心境の変化はありましたか?

原田氏: 上場した時は非常に大きな達成感がありました。 ただ、感情的には「やっとここまで来た」という達成感よりも、やはりZUUという会社が社会に認められたという実感が強かったです。それまでは会社の成長率やサービス内容が注目されていましたが、上場後は会社のビジョンやパーパスが多くの人に理解されて、改めてスタートラインに立った感じがしました。

独立して、今の事業を選択したのはなぜですか?

462576214_1307053173522421_6145742206953250066_n462579858_1014265627125178_7388976321442658996_n462574594_1214746039592609_5723542358830969778_n原田氏: 。私が起業を決断した理由は、10年ZUUで従事する中で自分のやりたいことへの想いが強くなり、それをを実現したくなったからです。ZUUで経営に長く関わる中で、運動や休息、栄養やストレス管理といったコンディショニングが事業の意思決定やマネジメントに強く影響することを実感しましたし、周りの経営者も年代が上がるに連れて、心身の不調や活力が落ちてきたことに悩んでいました。
経営者の活力が会社全体に与える影響はとても大きいです。成長の原動力と言っても過言ではありません。そのため経営者向けのパーソナルケアという新しい領域に挑戦することで社会や経済に貢献できると考え、この事業を選びました。

--- なるほど、ZUUでの経験が基盤になっているんですね。

原田氏: 仰る通りです。全く異分野のように見えますが、私の中では完全に自分ごと化しているので、自信を持って進められています。

トレーニング_原田さん

COO経験はどう役に立ってる(立ちそう)?

原田氏:ZUU入社当時は数人の小さな組織からのスタートで何でもやっていましたので、立ち上げはこんなもんだと思ってスムーズに進行できています。
ZUUが成長してIPOを目指す過程で、事業や組織が拡大する中での色んな失敗や困難を経験してきてますので、それが今起業家として事業を進める上で役立っています。

CxOとしての生き方が、人生にどのようなインパクトを与えてるか?

正面_原田佑介さん原田氏:それまでのサラリーマン時代と大きく違うのは、「法人=自分」という一体感が強くなったことです。自分自身の考え方や経験の変化が、少なからず会社内での意志決定に影響を与え、結果や成果が変わる。それを自分で受け止めて改善しようとする過程で、自分の考え方や意志決定も変わっていく。仕事をしながら人間的にも成長していると感じますし、僕の中では仕事が人生そのものだなと。

CxOキャリアを歩みたい人へのメッセージ

原田氏: まず、やはり一番大事なのは『誰と働くか』ということですね。仲間と一緒に挑戦することが、CxOとしてのやりがいにつながりました。尊敬や信頼できる仲間と時間を共有し、常に学び続けることが出来れば自ずとうまくいくと思います。
また、CxOは単なる管理職ではなく、ビジョンを形にする役割です。そのためには、企業のビジョンを共有し、自分も宣教師のようにそれを伝えられる存在であることが大切だと思います。

C背景ぼかし_原田様

ありがとうございました!
次回はCEOとして新たにスタートされた事業について聞かせていただこうと思います!