Skip to main content

【CxOナレッジ】CTOの主な役割

CxO MAGAZINE編集部
2024/12/06 9:09:00

CxOナレッジ008

CTOの主な役割

CTO (Chief Technology Officer)とは

1-1

CTO(最高技術責任者)は、企業の技術戦略をリードする役職です。

IT業界において、技術の検討や開発、組織の成長に伴う技術基盤の進化など、多岐にわたる役割を担っています。

職務は会社の成長ステージに応じて変更します。

本記事では、シードステージからプレIPOまで、CTOの役割の進化を解説します。

 

CTOのステージ別役割

シードステージの主なCTOの役割

シードステージでは、CTOは「技術者兼創業者」として以下の役割を担います。

 

  • 製品の原型作成(MVP) : 当面の機能を持つ製品を迅速に開発し、顧客のフィードバックを獲得します。
  • 全方位型技術リーダー: 貫通からインフラ管理まで、全てを見極める。
  • 柔軟な意思決定: 限られたリソースでの最適解を見つける。
  • 初期チームの構築:最初の数名の技術メンバーを採用し、文化を形成する。

シリーズAの主なCTOの役割

シリーズAではプロダクト市場に出ており、スケールを目指しています。この段階でのCTOの役割は次の通りです。

  • 技術チームの拡張: 開発者を増員し、役割を分担する。
  • コードベースの最適化: 初期のスパゲッティコードをリファクタリングし、スケーラブルな基盤を整備。
  • 顧客ニーズへの迅速な対応:製品改善を迅速に行い、競争力を強化します。
  • データ分析の導入:KPIを設定し、プロダクトの成功指標を監視する。

シリーズBの主なCTOの役割

シリーズBではさらなるスケールを目指し、基盤技術の拡張が必要です。


  • 技術的欠点の犠牲: 成長を恐れる犠牲を排除。
  • アーキテクチャの再設計: サービス分散やクラウドの活用を検討。
  • 中間管理職の育成:チームリーダーを育て、CTO自身が戦略的な役割に専念できる体制を構築。
  • セキュリティとコンプライアンス強化: 信頼性の高いプロダクトを構築する。

シリーズCの主なCTOの役割

シリーズC以降は組織が大規模化、CTOの役割も経営寄りに移行します。


  • 技術の標準化: 開発プロセスやツールを統一し、生産性を向上。
  • 新しい技術導入:AIやデータ分析など、競争優位を考慮する技術を考える。
  • 他部門との連携:経営やマーケティングと連携し、技術的な価値を提供します。
  • 長期的な技術ビジョンの提案: 投資家に対して明確な技術戦略を説明する。

プレIPOの主なCOOの役割

IPO準備段階では、技術的な信頼性と収益性が問われます:

  • 事業継続性の確保:システムの安定性とスケーラビリティを確保。
  • 規制対応: GDPRやSOX法などの法に準拠。
  • 技術的リスク管理:障害やセキュリティインシデントを未然に防ぐ体制を構築する。
  • グローバル展開の支援: 多言語対応や基盤の多地域化を検討。

 

CEOとの最適な距離感

13

 


CTOに必要な経験

CTOとして成功するためには、以下の経験が求められます:

  • 概要技術スキル:特定の分野の技術だけでなく、全体を俯瞰する能力。
  • リーダーシップ経験: チーム管理と育成の実績。
  • ビジネス知識: 技術をビジネス価値に変換する力。
  • コミュニケーション能力:経営層や技術者と効果的に対話できるスキル。

 

こんなCTOは嫌だ?

5

 

  • 細部に過剰にこだわる: 大局的に見て、全体の進捗を見逃す。
  • 他部門と絶絶する: ただ技術を追求し、他部門との連携を軽視する。
  • リスクを過小評価する: セキュリティやスケーラビリティは無視します。
  • 最新技術の過剰依存: 実用性よりも傾向をみる。

CTOは企業の成長を考慮して重要な役割を担っています。その責任はステージごとに変化し、多面的な能力が求められます。この記事は、CTOという職務への理解を深め、より良いリーダーシップをを発揮できるきっかけになれば幸いです。